ロボット技術が切り開く次世代の肺がん手術①

2021.01.18

ロボット手術時代の幕開け

ロボットで外科手術を行う時代が来ると誰が予想していたでしょうか。
2018年4月に肺がんおよび縦隔腫瘍に対してロボット支援下手術が保険収載となりました。ロボットが人工知能で手術をするのではなく、外科医の目と手をロボット技術で支援する手術です。当院使用の手術用ロボット「ダヴィンチXi」では、14倍ズームの3Dデジタルハイビジョン画像と、手ぶれ補正機能のついた7つの関節をもつロボットアームを用い、従来の胸腔鏡手術に比べて狭い体腔内にて繊細で精密な手術が可能です(表1)。

 

図左当院使用のダヴィンチXi サージカルシステム
   (ベーシェントカート、滅菌カバーを装着)
図右コントソールカートと著者。日本で20番目の
   ロボット手術指導医(プロクター)を取得。

次回2021年1月25日には「ロボット技術が切り開く次世代の肺がん手術②」でロボット手術の特徴をご紹介する予定です。

 

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