ロボット技術が切り開く次世代の肺がん手術②

2021.01.25

前回は「ロボット技術が切り開く次世代の肺がん手術①」で「ロボット手術時代の幕開け」をご紹介しました。内容はこちら 

ロボット手術の術後は痛みも少なく手術から退院まで平均4.9日で、早期の社会復帰が可能です。手術に伴う身体的な負担が少ないため、92歳の高齢者にも安全に手術を行った実績があります。手術料金は従来の胸腔鏡下手術と同額に設定され、高額療養費制度が適用されます。

当院では2018年9月に第1例目のロボット手術を施行。2020年12月現在、140例を施行し、開胸コンバート(出血など手術中のトラブルによる開胸手術への移行)は1例もありませんでした。

現在ロボット手術では、早期肺癌から進行癌患者まで適応が拡大しつつあり、当科でも全手術症例の約1/3をロボット手術で行っています。

開胸手術と比べて傷が小さく回復も早い、安全な次世代のロボット手術。詳細は呼吸器外科専門医にご相談ください。

図左当科医師によるダヴィンチXiのセットアップ 図右3Dハイビジョンで拡大された視覚情報と、手ぶれ補正機能を搭載した7つの関節をもつロボットアームによる、人間の能力を超えた精緻な手術操作

 

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