2021.07.16
脳梗塞の原因の一つとして「心房細動」がありますが、この心房細動の患者さんの中には、自覚症状がない方も多くおられます。
心房細動による脳梗塞は重症になることが多いため、動悸などの自覚症状がない方でも、定期的な健康診断に加えて、日ごろから脈が規則正しいかどうかをチェックすること(検脈)が大切です。
検脈の仕方についてはこちらをご参照ください。
最近は心電図機能を搭載したスマートウォッチも販売されていますが、令和2年9月4日、厚生労働省所管の独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、アメリカのアップル社製アプリ(「家庭用心電計プログラム」「家庭用心拍数モニタプログラム」)を医療機器として初承認しました。アップルウォッチ※は、脈拍異常がないかを調べ、不整脈波を検出した時や動悸症状を自覚した時に心電図を記録することができます。
※2022年7月現在、アップルウォッチ シリーズ 4、5、6、7が心電図アプリに対応。
関西ろうさい病院では、アップルウォッチを使って測定した心電図データを参考として診療に活用しています。記録された心電図データを印刷してお持ちいただければスムーズですが、循環器内科受付でも印刷できますので、お気軽にお声がけください。
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