検脈のススメ① 心房細動とは

2019.03.18

検脈とは、手首に指をあて脈を測ることです。検脈では、「心房細動」という病気を見つけることができます。

心房細動とは
心臓のリズム(脈)がバラバラになって、速く不規則に心臓が動いてしまう病気です。胸が苦しくなるなどの症状が起こることもありますが、自覚症状はほとんどありません。

起こりうる心房細動の自覚症状
・心臓がどきどきする(動悸)    
・胸が苦しい(胸部不快感)
・すぐに息が切れてしまう(息切れ) 
・めまい
・階段や坂を上るのがつらい      
・疲れやすい


15秒程度、脈拍に触れて、規則的に動いているかどうかを確認して下さい。
脈拍のイメージ:
 規則的な脈:トン・トン・トン・トン・トン・トン・トン・トン・トン・トン・トン・トン
 ⇛まずは心配ありません
 不規則な脈:トン・・・トトン・トン・トッ・・トン・トン・トトン・トン・・トッ・トン
 ⇛要注意です。心房細動が隠れているかもしれません。
 一度、心電図検査を受けてください。

次回は平成31年3月25日に「検脈のススメ②」で「心房細動は脳梗塞を引き起こす」をご紹介する予定です。

 

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