歯周病と糖尿病② 歯周病を発症すると二度と元には戻れない

2024.04.15

歯周病を発症すると二度と元には戻れない

歯を失う原因は、むし歯よりも歯周病の方が多いことを知っていますか?歯周病は、糖尿病と同じく完全に治すことは難しいため、生涯にわたるお付き合いが必要です。また、糖尿病で高血糖の状態が持続していると、歯周病が進行しやすいことも分かっています。日本は、世界有数の長寿国ですが、高齢者の残存歯数をみると、中高年以降に、急速に歯を失っています。恐ろしいことに、歯を失うと、肺炎死亡や大腿骨骨折の危険度も上がると報告されています。
歯科治療は、口の中の感染を取り除くことにより、全身状態を劇的に改善させる力を持っていると言われています。当院は、日本糖尿病協会登録歯科医と、歯科衛生士(糖尿病療養指導士資格有)が常勤しており、糖代謝内科と連携して、糖尿病教育入院や糖尿病教室で、患者さん個人に寄り添った指導を行っています。実際の歯周病治療は、かかりつけ歯科で行う口腔衛生管理の継続が重要なので、地域の一般歯科診療所へ繋ぐ役割を担っていますが、一般医科歯科診療所で対応が難しい歯周病関連の疾患には対応していますので、お気軽にご相談ください。

 

 

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