歯科口腔外科

頼りにされる口腔外科を目標に

診療方針・特色

歯科口腔外科の外観写真日本口腔外科学会指定研修機関として、阪神地区で頼りにされる歯科口腔外科を目指し、また、地域医療に貢献するために、かかりつけ歯科と連携し、専門的な口腔治療を行っています。

診療内容は、親知らずの抜歯、基礎疾患を持つ患者さんの抜歯、硬組織や軟組織に発生する口腔腫瘍や嚢胞の摘出、顎骨骨折や顔面外傷、歯牙損傷に対する整復、膿瘍や蜂窩織炎などの歯性感染症、唾液腺疾患、顎関節症や顎関節脱臼などの顎関節疾患、白板症や扁平苔癬などの口腔粘膜疾患、骨髄炎や顎骨壊死など、口腔外科疾患を中心に幅広く対応していますが、設備上、原則として一般歯科治療は行っていません。

また、進行した口腔癌に対する再建外科を含めた拡大手術や機能温存を目指した化学放射線治療、がん免疫療法も行っており、顎変形症に対しては、噛み合わせだけでなく、顔貌の審美的な問題も考慮した外科的矯正手術に積極的に力を注いでいます。

診療実績(令和3年度)

    1. 令和3年の初診患者数は1,933人。紹介率は63.5%でした。
    2. 令和3年の外来手術数は、埋伏歯抜歯術・難抜歯術1,328例、歯根嚢胞/顎骨嚢胞/顎骨腫瘍摘出術103例、良性腫瘍摘出術50例など年間2,209例でした。
    3. 令和3年の口腔外科疾患入院患者数は、総数307人。手術総数は276件で、主な手術症例は、口腔癌関連手術20例、顎矯正手術3例、顎顔面骨折手術5例、骨髄炎消炎手術・腐骨除去術17例、良性腫瘍・嚢胞摘出85例、埋伏歯抜歯術100例でした。
    4. 全ての埋伏歯の抜歯を同時に希望する患者さん、歯科治療に対する恐怖心の強い患者さんに対しては、全身麻酔下における抜歯も行っています。また、抗凝固薬や抗血栓薬を内服している患者さんに対しては、抗凝固薬や抗血栓薬は、休薬しないで抜歯をしますが、抜歯後の出血が心配であれば、短期入院を勧めています。
    5. 下顎骨骨髄炎、放射線性顎骨壊死、薬剤関連顎骨壊死に対しては、患者さんの全身状態を考慮しながら、保存療法で感染を制御することを目指しますが、制御できなければ、できるだけ顎骨を温存した外科療法で治癒させる手術も行っています。
    6. 顎骨嚢胞、顎骨腫瘍に対しても、積極的に歯根端切除を併用して、歯を保存した治療を行っています。
    7. 令和3年は、入院中の口腔衛生や口腔機能の管理を目的とした初診患者数は約550人でした。地域がん診療連携拠点病院のため、癌患者に対する周術期感染予防や、放射線治療や抗癌剤治療の副作用軽減を目的に、歯科衛生士を主体として、積極的に口腔ケアに取り組んでいます。また、口腔衛生が悪く、あるいは口腔機能が低下している患者さんに対しても、誤嚥性肺炎など入院中の有害事象を予防するために、歯科衛生歯士と看護師が協力して口腔ケアを行っています。

[初診患者分類](口腔ケアを除く)

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[入院手術件数]

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歯科口腔外科学術業績 (PDFファイル)

スタッフ

原田 丈司(はらだ たけし)

部長:原田 丈司

役職 部長
資格等 日本口腔外科学会 専門医・指導医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医(歯科口腔外科)
日本口蓋裂学会 口唇裂・口蓋裂認定師(口腔外科分野)
口腔顔面神経機能学会 口唇・舌感覚異常判定認定医
国際口腔顎顔面外科専門医
兵庫県病院歯科医会 理事
歯学博士(平成16年 大阪大学)
緩和ケア研修会 修了

外川 健史(とがわ たけし)

役職 医員
資格等 日本口腔外科学会 認定医
日本化学療法学会 抗菌化学療法認定歯科医 
インフェクションコントロールドクター(ICD)
歯学博士(平成28年 大阪大学)
緩和ケア研修会 修了

山下 翔平(やました しょうへい)

山下 翔平

役職 医員
資格等 日本口腔外科学会認定医
口腔顔面神経機能学会 口唇・舌感覚異常判定認定医
歯学博士(令和3年 大阪大学)
緩和ケア研修会 修了
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