肝臓病教室を開催しました

2014.02.03

関西ろうさい病院では、2ヶ月に1度、肝臓病への理解を深めていただくため
に、肝臓病教室を開催しています。

1月29日(水)に、平成25年度5回目となる肝臓病教室を実施しました。
今回はテーマを「慢性肝炎の治療」とし、消化器内科部長 萩原医師が治療全
般を、薬剤師が薬の服用方法や副作用等を、看護師が副作用との付き合い方を
ご説明いたしました。


今回のセミナーでは、平成25年9月に承認されたシメプレビルというC型肝
炎に対する新薬についてもお話ししました。
シメプレビルは、薬が効きにくいとされていた1型のC型肝炎に高い治療効果
を発揮します。それに加え、従来の薬に比べ重篤な副作用が少なく、これまで
1日3回だった服用が1日1回で済むようになりました。

抗ウイルス療法の進歩により、C型肝炎の90%近くを治癒させることができるよ
うになっています。
現在はペグインターフェロンと抗ウイルス剤の併用で治療を行っていますが、
3年以内には経口抗ウイルス剤のみの組み合わせで大多数のC型肝炎を治癒に
導けると予想されるという話が萩原医師よりありました。



肝臓病教室は、どなたでもご参加いただけます。
病気への不安、治療や検査に関心がある方は、ぜひご参加ください。
参加費は無料、事前予約は必要ありません。
今後の開催予定は、下記URLよりご確認ください。
https://www.kansaih.johas.go.jp/event/5341.html

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