血液検査基準値①(腎臓関連)

2015.04.20

みなさんがお医者さんにかかって、血液検査データーを見た時に「これはどういう意味?」って思われたことがあると思います。そこで、少しでも、みなさんに血液検査データーをご理解していただけるように、今回より血液検査基準値シリーズと致しまして①腎臓②膵臓+糖代謝+他③血液④肝臓関連を4回に渡って掲載する予定です。

今回は腎臓関連の検査項目を見て行きたいと思います。

項目名 基準値 検査の意味

Na

(ナトリウム)

136~147mmol/l

Na・K・Clは体内では主砥電解質成分で、細胞の活動や筋肉の収縮などに重要な役割を果たしています。種々の要因で各成分の喪失や貯蓄が生じるため、各成分のバランスを調べます。

 

K

(カリウム)

3.5~5.0mmol/l

Cl

(クローム)

98~110mmol/l

TP

(総タンパク)

6.1~8.1g/dl

高値の場合は脱水症や炎症性の病気が疑われ、低値の場合は、栄養障害や腎臓・肝臓機能障害が疑われます。

ALB

(アルブミン)

3.2~5.0g/dl

肝臓・腎臓の異常で低値になります。栄養障害や甲状腺機能亢進症でも低値になります。

BUN

(尿素窒素)
8~20mg/dl

腎臓の異常で上昇しますが、高淡白な食事や軽い脱水でも高値になります。

 

Crea

(クレアチニン)

M0.50~1.05mg/dl

F0.40~0.80mg/dl

腎臓の異常で上昇します。食事の影響は受けません。

 

UA

(尿酸)

M3.0~7.0mg/dl

F2.6~7.0mg/dl

肉類やアルコールの取り過ぎで上昇します。高値が続くと痛風の原因になります。

 

Ca

(カルシウム)

2.5~11.0mg/dl

甲状腺機能・副腎疾患・骨疾患・腎疾患の指標です。
 iP

(無機リン)

2.5~4.5mg/dl 腎疾患・骨疾患・消化器・内分泌の状態を反映します。

 

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