氏　名　しげむら
部　署　医療連携総合センター
出身校　神戸市看護大学
出身地　西宮市

新型コロナウイルスの世界的な流行が騒がれる最近、私は第二の故郷ともいえる国の人達を思い出します。もう何年も前ですが、南米パラグアイで青年海外協力隊として活動をしていました。そこは赤土の土埃が立ちこめ、牛や豚、羊、野犬など動物たちが行き交い、子供達は地面に転げ回って遊んでいました。石鹸で手を洗う習慣はなく、他人とハグや頬を合わせての挨拶が当たり前でした。おまけに、いつでもどこでも、マテやテレレというお茶をストローの様な筒で吸い飲み、それを回し飲みしていました。感染対策などはほど遠い習慣にあふれていました。そんな中で私は小学校に出向き、現地の看護師や教師と協力しながら、自作の紙芝居を用いて手洗いやマスク着用等を指導していました。その時の事が、今、頭の片隅にでも残ってくれていることを期待しています。

すでにパラグアイでも新型コロナウイルスの感染者は出ているようです。SNSでかつての同僚達を伺ったところ、現地でもニュースとなり、マスク着用や他人と距離をとるといった対策をとられているようです。

大好きなパラグアイの人々が健康に過ごせるよう願っていますが、人との関わりを大事にする習慣が変わってしまわないよう、少しでも早くこの騒動が終息に向かうよう祈ります。
 
大好きな八重山諸島の海とお転婆娘　　　　　　　パラグアイ、小学校の子供たち
　

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