第21回関西ろうさい病院市民公開講座を開催しました

2015.10.21

ブルーリボンキャラバン 
~もっと知ってほしい大腸がんのこと2015in尼崎~

日時:10月3日(土)13:00~16:00
場所:関西ろうさい病院 がんセンター
参加人数:153名
                         高井アナ5


総合司会 高井美紀 MBSアナウンサー

  

講演① もっと知ってほしい大腸がんのこと~大腸がんの概要~  
講師: 太田 高志 関西ろうさい病院 消化器内科
                                                                                                                           太田医師③

はじめに、大腸がんの罹患率が30年間で3倍に増加している現状をお話ししました。また、大腸がんは早期の段階では症状が出ず、進行してから血便や腹痛といった症状が出るため、発見が遅れることがあります。それゆえ、いかに定期検診が重要であるかを説明しました。さらに、内視鏡治療の方法を説明し、大腸がんは早期発見・早期治療で治る病気であり、“早期発見、楽に治そう!”の言葉で結びました。


講演② 大腸がんの外科的治療とその後の生活
講師: 加藤 健志 関西ろうさい病院 下部消化器外科 部長
                                                                                                                          加藤部長④

従来は、がんの切除のみを重視した治療法を選択することが多かったが、現在では〝機能温存“を重視した治療法が確立され、永久人工肛門を必要とする術式は、近年では減少傾向にあることをお話ししました。また、美容や回復面等で優れている腹腔鏡手術とはどういったものか、開腹手術との違いについて説明するとともに、最新の手術方法といわれるTANKO手術(単孔式腹腔鏡手術:一つの穴から腹腔鏡と鉗子を操作する術式)を紹介しました。                     

講演③ 大腸がんの薬物療法ー納得の治療を受けるためにー
講師: 辻 晃仁 香川大学医学部 臨床腫瘍学講座 教授
                                                                                                                          5辻

抗がん剤の歴史から使用方法、多くの人が疑問に思う抗がん剤にまつわるウソホントについてお答えしました。また後半には、有名な抗がん剤や薬の組み合わせ、臨床試験の治療成績、解禁になったばかりの薬や開発・治験中の薬の紹介といった具体的な説明を行いました。まとめとして「近頃は、真偽のわからない情報が溢れています。根拠のないがんの情報に振り回されないで、〝いい治療“ をしっかり受けてください!」と強調しました。

情報提供 がん相談支援センターの活用方法 
講師:  渡部 昌美 関西ろうさい病院 がん看護専門看護師

渡部(1024x768)

「がん相談支援センター」とはどんなところなのかを、実際に寄せられた相談の一例を紹介しながら、何ができて、何ができないのか、できない時はどうやって解決に努めたかなどをお話しました。また、兵庫県内のがん相談支援センターを持つ病院を紹介し、ひとりで抱え込まないで、だれかに話すことが大切であるとお伝えしました。

 

Q&A トークセッション
司会:高井美紀
パネリスト:太田高志:加藤健志:辻晃仁:渡部昌美

                                                                                                                                                   QA

参加者の方々から頂いた質問に、それぞれの講師がお答えしました。髙井アナウンサーからの鋭い質問に思わず笑顔がこぼれる一幕もありました。

閉会挨拶
田村 茂行 関西ろうさい病院 副院長・がんセンター長・外科部長

田村副院長③専門的ながん診療の提供及びがんに関する知識普及・啓発を図ることが地域がん診療連携拠点病院としての使命であると開催趣旨を説明したうえで、病気について正しい知識を持つことが重要であると述べました。

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ブース展示

CNJをはじめ、日本オストミー協会様や関連企業によるブースが出展されました。ブースには、大腸がん治療に関する資料や手術器具、人工肛門の模型、腹腔鏡手術のシミュレーション体験などが用意され、大勢の人でにぎわっていました。

当日は多数のご参加をいただきまして、ありがとうございました。

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