整形外科・スポーツ整形外科のご紹介①

2018.02.05

整形外科は昭和28年の当院開院以来、尼崎を中心とする阪神間の工業地帯を背景に、外傷などを取り扱う労災病院として、骨折、外傷のみならず高齢者社会の進行とともに増加しつつある関節疾患、脊椎疾患、スポーツ整形や手の外科など各分野に特化してきました。

関節クリニック
 先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全に続発する二次性の股関節症に対する人工関節置換術、および変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術がメインとなります。
 股関節疾患では骨盤の傾きや脚長差、大腿骨のねじれなどに対応するため、個別に最適な人工関節を選択するなど手術手技を工夫しています。昨今は手術手技の進歩や、インプラントデザインや材質の進歩に伴い、人工関節の耐久性が向上し、90%以上の症例において20年余りの長期耐用年数を達成しております。また高齢化に伴う再置換例、再々置換例などにも積極的に対応するとともに、若年者に対する、関節温存手術も取り入れ、早期の離床、早期のリハビリなどの導入により早期退院、早期社会復帰が可能となり、患者さんの満足度も向上しています。
 人工膝関節置換術は社会の高齢化とともに高齢者の自立、活動性の増加、”元気なお年寄り”の増加傾向を反映し、ここ数年で大きく症例数が増加しています。


 

次回は平成30年2月13日に整形外科・スポーツ整形外科②「脊椎クリニック」について、ご紹介する予定です。

 

関西ろうさい病院 整形外科・スポーツ整形外科のご紹介
関西ろうさい病院 リハビリテーション科のご紹介
関西ろうさい病院のご紹介

 

カテゴリー
かんろうメディカル通信 最新記事
月別アーカイブ

ページの先頭へ