整形外科・スポーツ整形外科のご紹介②

2018.02.13

前回は「関節クリニック」について、ご紹介しました。内容はこちら

脊椎クリニック
 頸椎、胸椎、腰椎の退行変性疾患に対する手術治療を中心に行っています。
 頸椎疾患では変形性頚椎症や後縦靭帯骨化症による脊髄症に対する頸椎後方除圧術(脊柱管拡大術)が手術の多くを占めますが、関節リウマチや人工透析に伴う頸椎疾患も多く手掛けています。
 腰椎疾患では変性すべり症や腰部脊柱管狭窄症など高齢者の疾患がほとんどで、症例に応じて後方からの除圧術および固定術を選択しています。特に固定術においては小侵襲でのインプラント設置による内固定術が広く認知されています。これにより、より早期の離床や退院、社会復帰に力を入れています。その他、救急部との連携による脊椎外傷、化膿性脊椎炎に対する治療などにも積極的に取り組んでいます。


 腰椎変性すべり症など腰椎のぐらつきを伴う腰部脊柱管狭窄症に対しては、背中側から切開し、腰の骨を一部切除して脊柱管を後方から拡げ、さらに腰の骨と骨の間の軟骨(椎間板)を切除し、椎間板を切除した隙間に切除した骨を埋め込む「後方進入腰椎椎体間固定術(PLIF)」を採用しています。術後早期からリハビリテーションを開始し、埋め込んだ骨を確実にくっつけるために、PLIFではスクリューで腰椎を固定します。国内でもいち早く 「CBT法」 によるスクリュー固定を採用しています(下図)。

次回は平成30年2月19日に整形外科・スポーツ整形外科③「手の外科クリニック」「スポーツ整形外科」について、ご紹介する予定です。

 

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