2012.10.22
糖尿病の薬物治療は?ここ数年で糖尿病領域における
薬物治療は大変進歩しました。
これまでは内服薬とインスリン注射が用いられてきましたが、
最近、血糖値が高い時にだけ働く
“インクレチン製剤”の登場により、
薬物治療の選択の幅が大きく広がりました。
“インクレチン”とは、食事によって腸から分泌され、
すい臓に作用してインスリン分泌を促進したり、
グルカゴン分泌を抑制して、血糖値を下げるホルモンです。
これらの作用は、血糖値が上昇している時にのみ働き、
血糖値が正常の時には働きません。
“インクレチン製剤”は、
この作用を利用した糖尿病治療薬です。
その特長は次の通りで、良い効果がたくさんあります。
■ 体重が増えにくい!
■ 血糖変動が小さくなる!
■ 低血糖にならない!
■ すい臓の機能を保持する!
■ 動脈硬化の進展を抑える!
ただし、すでにインスリンを分泌する力が
弱まっている方には不向きで、そのような方は
早期にインスリン注射を始めることが必要です。
当院では、お一人おひとりに合った治療を行っています。
お困りの方は、遠慮なく内科外来へご相談ください。

「一病息災」
糖尿病をもちながらも、元気で
楽しい人生を謳歌して下さい!
そのために私たちは全力で
お手伝いさせていただきます!
糖尿病・内分泌内科のご紹介
医療従事者向け広報誌「かんろう.ねっとNo.7」P.2~3
-激動の糖尿病治療を読む~糖尿病・内分泌内科グループの取り組み~