PET-CT検査でがんの早期発見を!③

2012.11.12

2012年10月29日
「PET-CT検査でがんの早期発見を! ①」の記事はこちら

2012年11月5日
「PET-CT検査でがんの早期発見を!②
―PET-CT検査とは?―
」の記事はこちら

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PET―CT検査のメリット
一度に全身の検査が可能 
 臓器ごとにいくつもがん検査を受ける必要がありません。
楽な検査 
 検査薬を注射して1時間安静の後、
 検査用の服を着たまま検査台に30分間横になるだけです。
 特に、大腸がんや乳がん、子宮がんなどの
 検査にありがちだった苦痛や不快感、
 精神的負担などがありません。
安全で痛みもない
 FDGがほとんど副作用を起こすことのない薬剤であり、
 心配することなく検査ができます。
良性・悪性の識別 
 今までの画像検査では判断に悩むような
 腫瘍について良性、悪性の判断ができます。
転移や再発の発見 
 以前では見落とされがちであった転移や再発に優れます。
ただし、PET-CT検査は、万能な検査という訳ではありません。
1㎝以下の小さいがんや、糖代謝の低いがん、
がんの存在部位によっては、診断が困難な場合があります。
そのような場合は、CTやMRI、超音波、血液検査
などを併用した総合的な検査を受けることで、
より確実にがんを見つけることが可能となります。
がん治療後の経過観察では、再発や転移を
できるだけ早く見つける
ことが大切です。
PET-CT検査は、それらの診断に威力を発揮します。
しかも、2010年4月に、FDGを用いたPET-CT検査は、
早期胃がんを除く全ての悪性腫瘍への健康保険の適応が認められました。
PET-CT検査の実施や保険適応となるためには、
医師の判断が必要となりますので、かかりつけの先生
もしくは当院(核医学診断科)にご相談ください。
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関西ろうさい病院 放射線科のご紹介
医療現場のいま 第一回「がん」治療には、早期発見が最も有効です
 ―まずはPET-CTによる健康診断を―
医療従事者向け広報誌「かんろう.ねっと6号」p.4~5
 ―PET-CTによる悪性腫瘍診断―
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