骨吸収抑制薬関連顎骨壊死①

2020.05.18

骨吸収抑制薬関連顎骨壊死とは?

近年、骨粗鬆症や骨転移をきたした乳がん・肺がん・前立腺がんなどの骨転移性がん、多発性骨髄腫などの治療に、骨吸収 抑制薬として、ビスフォスフォネート製剤やデノスマブ製剤が広く使用されています。骨吸収抑制薬関連顎骨壊死は、これら骨吸収抑制薬の副作用として、口腔内、顎骨のみに発生する特徴があり、ステロイドや抗がん剤と併用される血管新生阻害薬やチロシンキナーゼ阻害薬などの分子標的治療薬を投与されている患者さんは、その発生率が増加することがわかっています。
 

症状は?

口腔内に、痛み、顎骨の露出、下口唇のしびれ、歯 肉の腫れ、排膿、悪臭、歯の動揺など特徴的な症状が出ますが、痛みを伴わず無症状のこともあります。

 

 

次回は令和2年5月25日(月)に「骨吸収抑制薬関連顎骨壊死②」として「治療について」、「骨吸収抑制薬が始まる前に」をご紹介する予定です。

 

 

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