2012.11.26
2012年11月19日「糖尿病網膜症ってどんな病気?」の記事はこちら糖尿病網膜症の症状と治療法
単純網膜症

網膜症の最初の段階
・毛細血管の一部がこぶのように腫れる
・血管の壁から血液が染み出る
・血液中の血漿成分が染み出る
<症 状>全くない
<治 療>投薬治療 (血糖値の改善)
初期の単純網膜症なら、
血糖コントロールの改善で軽快することもあります。
前増殖網膜症

血液が流れていない(虚血)部分が
生じてきた段階
・血流が悪い部分の細胞が変化して
シミのように見える
・血流が全く途絶えてしまう
・静脈が異常に腫れあがる
・血管から染み出た血液成分が
網膜内に溜まり網膜が腫れる
<症 状>ほとんどない
黄斑部に浮腫が起こると著明な視力低下をおこします。
<治 療>投薬治療 (血糖値の改善)、レーザー治療
増殖網膜症

新生血管が伸びてくる段階
新生血管は大変もろく
出血しやすい血管で、網膜の表面や
硝子体内に出血が広がると、
視力に大きな影響を及ぼします。
<症 状>視力低下、飛蚊症、失明
硝子体出血や網膜剥離が起きていなければ、
症状がないこともあります。
<治 療>レーザー治療、硝子体手術
次回(12月3日)は、「糖尿病といわれたら」についてお伝えします。
ぜひご覧ください。
関西ろうさい病院 内科のご紹介
診療所向け広報誌「かんろう.ねっとNo.7」P.2~3
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