大腸腫瘍に対する内視鏡粘膜下層剥離術

2012.06.11

大腸腫瘍に対する内視鏡的治療として、
内視鏡的粘膜切除術(EMR)(図1)が
以前より盛んに施行されてきました。

大腸内は凹凸やヒダが多いので、
大きな病変をEMRで治療すると
しばしば分割切除となっていました。
分割切除になりますと、
微小な取り残しから再発することが問題となります。
そこで、胃腫瘍に対してH18年から保険適応となっていた
ESDの手技(図2)を大腸に応用することが考えられました。

大腸は胃と異なり、壁が非常に薄いため
穴が開く危険性が高く、緊急開腹手術になることがあります。
このような背景から、大腸ESDは現在のところ
一定の条件を満たした施設でのみ行うことができることとなっています。
大腸ESDでは大きな病変でも一括切除できるため、
再発のリスクが低く、また病変の広がりや癌か否かの正確な診断が可能です。

開腹手術に比べて体への負担は少なく、
入院期間もおよそ半分の約1週間に短縮されます。

当院では大腸腫瘍の治療に際し、
内科と外科で協議したうえで治療方法を決定し、
チームで取り組んでおります。

ご不明な点は内科もしくは外科外来までお気軽にご相談ください。
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