独立行政法人 労働者健康安全機構 関西ろうさい病院産科
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さい帯血バンクへの協力のお願い

さい帯血バンクへの協力のお願いについてご説明いたします。

さい帯血とは、へその緒(さい帯)と胎盤に含まれている血液のことで、赤血球や白血球などの血液を造る造血幹細胞と呼ばれる細胞が、骨髄と同じくらいたくさん含まれています。通常、さい帯血は赤ちゃんが生まれると捨てられてしまいますが、このさい帯血を利用すると、血液難病に対して骨髄移植と同様の治療を行うことができます。さい帯血の中の造血幹細胞は、骨髄の中の造血幹細胞よりも増殖力が強く、移植免疫反応が軽いという特徴があります。しかも、骨髄採取と比べてドナーへの負担が全くないという利点もあり、新しい治療法として確立されています。

「さい帯血バンク」では、善意で提供されたさい帯血を保存し、患者さんの治療に役立てており、採取は、さい帯血バンクと提携している病院のみが可能です。関西ろうさい病院も平成22年7月1日に、NPO法人兵庫さい帯血バンクの採血施設に登録され、ご協力いただける妊婦さまには、文書による同意を得たうえで、さい帯血を採血させていただいております。ご希望・ご質問の方は、妊婦健康診断時に担当の医師・助産師にお申し出ください。

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