独立行政法人 労働者健康安全機構 関西ろうさい病院産科
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「産科救急に関する臨床指針検討会」開催報告

お産は本来自然な生命現象ですが、時として一刻を争う緊急事態になることがあります。これらに迅速な対応ができるよう、関西ろうさい病院では日頃より、訓練や研修を実施しています。

 

2018年11月5日に「産科救急に関する臨床指針検討会」を開催いたしました。

妊産婦死亡原因の第一位は「産科危機的出血」です。今回は産後の大量出血に対する予測、予防、対応について勉強会を行いました。また、分娩前に妊婦さんが心肺停止した場合の対応についても、母体の救命率や出生後の児の経過についてのデーターをもとに再確認を行いました。

当院では日本母体救命システム普及協議会(JCIMELS)※ベーシックコースのインストラクターが産婦人科に2名、救急科に1名在籍しており、院内でベーシックコースも開催しています。

今後も、産科救急に関する症例検討会やJCIMELS母体救命コースを開催し、最新の知識やガイドラインを定期的にブラッシュアップし、より迅速な対応ができるよう努力してまいります。

 


 

※日本母体救命システム普及協議会(JCIMELS)

日本産婦人科学会が、日本周産期・新生児学会、日本麻酔科学会、日本臨床救急医学会、京都産婦人科救急診療研究会、妊産婦死亡検討評価委員会とともに設立した協議会で、妊産婦死亡の一段の低下を目指して、あらゆる職種の周産期医療関係者に標準的な母体救命法を普及させることを目的に、母体救命システム普及のための講習会開催等の活動を行っている。

 

 

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