独立行政法人 労働者健康安全機構 関西ろうさい病院産科
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「帝王切開術に関する臨床指針検討会」開催報告

お産は本来自然な生命現象ですが、時として一刻を争う緊急事態になることがあります。また、妊婦さんによっては、内科的合併症や産科的リスクをお持ちの方もいます。緊急時に迅速な対応ができるよう、また、リスクをお持ちの方も安全に出産されるよう、関西ろうさい病院では日頃より、訓練や研修を実施し、安全な医療の提供に努めています。

 

2019年7月1日に「帝王切開術に関する臨床指針検討会」を行いました。

 


 

帝王切開術(ていおうせっかいじゅつ)

 

お母さんのおなかを切って赤ちゃんを取り出す手術のことです。

帝王切開には、逆子や既往帝切(前回の分娩が帝王切開であったこと)などで、帝王切開での分娩が予定されている「予定帝王切開(選択的帝王切開)」と分娩の途中に母体や胎児の状態が急変して行う「緊急帝王切開」があります。予定帝王切開の場合でも、手術予定日より早く陣痛が来たり、破水したりした場合には、緊急帝王切開となります。すべての分娩は、「予定通りにうまれる」という保証はありません。一刻を争う“超”緊急帝王切開のことを当院ではグレードA帝王切開といい、帝王切開決定から児の娩出まで15分以内を目指しています。十分な説明や同意書取得はできませんので、事後説明となることをご了承いただいています。妊婦さん自身も、妊娠中に起こりうることについて、ある程度の知識を得ておくことが重要です。

 

 

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