独立行政法人 労働者健康安全機構 関西ろうさい病院産科
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「産道裂傷に関する臨床指針検討会」開催報告

お産は本来自然な生命現象ですが、時として一刻を争う緊急事態になることがあります。また、妊婦さんによっては、内科的合併症や産科的リスクをお持ちの方もいます。緊急時に迅速な対応ができるよう、また、リスクをお持ちの方も安全に出産されるよう、関西ろうさい病院では日頃より、訓練や研修を実施し、安全な医療の提供に努めています。

 

2019年5月27日に「産道裂傷に関する臨床指針検討会」を行いました。

 


 

産道裂傷(さんどうれっしょう)

 

赤ちゃんの通り道である産道に傷がつくこと

多くの分娩で程度の差はありますが、何らかの産道裂傷が起こります。裂傷の部位によって、会陰裂傷、膣壁裂傷、頸管裂傷、子宮破裂に分けられます。それぞれに対する対応方法、縫合時の注意点などについて、知識の再確認を行いました。子宮破裂は1000分娩に1例未満と稀ですが、起こってしまうと新生児死亡率は50-70%と言われています。母体死亡率も報告によっては30%と高率なため、子宮破裂の原因となりうる既往帝王切開後の経腟分娩は全国的に行われなくなりました。

 

 

  

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