機器のご紹介
放射線治療装置
バリアンメディカル社製の「TrueBeam」は、近年の放射線治療への期待に伴い、従来の治療効果を更に高める為に研究開発された放射線治療装置です。脳、脊髄、肺、大腸、前立腺等の臓器への影響を考慮し、『放射線を照射すべき部位には計画通りに照射し、照射すべきでない部位には極力照射しない』という治療を、理想に近い形で提供できます。 加えて、従来の治療装置に比べ、最大4倍の高出力での治療が可能となるため、治療にかかる時間が短縮され、より正確で、患者さんの負担を考えた治療が可能となりました。特に、強度変調放射線治療(IMRT)や回転強度変調放射線治療 (VMAT)、定位放射線治療などの、いわゆる「高精度治療」に本装置の特徴が最大限に発揮されます。また、新開発された統合同期制御により、従来の放射線治療よりも安全性や機能が更に向上しています。
ガンマナイフ(平成29年2月 新型機導入)
ガンマ線を病巣部に集中的に照射することで、開頭手術を行うことなく治療することが可能です。 脳腫瘍などの疾患に高い効果を発揮します。
3.0テスラ MRI(平成22年4月 増設)
従来の1.5テスラMRIの約2倍の信号強度を利用して、検査時間の短縮、高画質、空間分解能を得ることができ、短時間でかつ診断能力が大幅に向上しています。
PET-CT
がん細胞がより多くブドウ糖を摂取する性質を利用し、ブドウ糖に似た薬剤(FDG)を注射し、その分布を画像化することで、がんの有無や場所を調べることができ、悪性腫瘍の診療に極めて有効です。
設備のご紹介
手術室(平成23年5月 増築:9室→13室)
主に内視鏡手術を実施する部屋は、広さが約80m²あり、稼働性・快適性に優れたシーリングペンダントシステムを導入、4面あるディスプレイには多種類の画像等の情報が表示可能です。
外来化学療法室(平成23年10月 移転:13床→20床)
13床のベッドと7つのリクライニングチェアーを設置し、その全てに液晶テレビを完備しています。窓のある明るい環境で、ゆったりと治療に臨んでいただけます。
内視鏡センター(平成24年2月 移転)
患者さんや医療スタッフの動線を考慮したレイアウト、プライバシーに配慮して独立した4室の検査室を設けました。 鎮静下内視鏡検査への対応も可能です。