眼科

眼科診療2019-2020

特色・方針

多様な手術に対応するスタッフの充実と機器整備

当院では白内障手術に加え、網膜硝子体手術、角膜移植術を二つの柱として手がけてまいりました。また、それ以外にも、後述の「主な眼科外科手術ラインナップ」にあるような手術を手がけています。(現在、諸事情により角膜および結膜疾患などの前眼部診療に関しては、休診中となっております。診療再開の折には当ホームページにて連絡させていただきます。皆様にはご迷惑をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません。)

白内障はほぼ100%を超音波水晶体乳化吸引術 + 眼内レンズで行っております。通常の病院では手術が困難な屈折矯正手術後の症例、角膜内皮細胞が減少した症例、チン氏帯脆弱が疑われる症例、水晶体脱臼症例などに対しても手術ができる体制が整っています。また、プレミアム眼内レンズである乱視矯正眼内レンズや多焦点眼内レンズも使用しております。これらにより良好な裸眼視力の獲得が可能となっております(これらのレンズは適応症例が限られますので、主治医とご相談の上、使用の可否が決定されます)。

網膜硝子体疾患に関しては、25ゲージシステムを用いた小切開硝子体手術、また経テノン球後麻酔法を用いることにより、疼痛が少なく、患者さんにやさしい、負担の少ない手術を心がけております。これらにより入院期間の短縮、術後早期回復などが可能となります。とくに経テノン球後麻酔は􄻏痛が少ないため、患者さんから好評をいただいております。

また、当院では画像ファイリングシステムが導入されており、治療の効果を実際に患者さんにご覧いただくことが可能です。患者さんに納得いただいたうえで治療が進められます。

主な眼科外科的手術ラインナップ

白内障、後嚢切開術、翼状片、レーザー虹彩切除術、網膜剥離手術、網膜硝子体手術(黄斑円孔、糖尿病網膜症、増殖網膜硝子体症など)、レーザー光凝固術、抗VEGF 薬硝子体注射。
(現在休止中:眼瞼下垂、涙点閉鎖術、全層角膜移植、深層表層角膜移植、羊膜移植、角膜内皮移植術、角膜輪部移植)

角膜・結膜疾患や硝子体疾患での治療効果の飛躍的向上

現在一時的に休止中ではありますが、角膜移植も順調に症例数を増加させており、これまで角膜の混濁などで視力低下に悩んでおられた患者様にも明るい光を届けられるようになってきています。角膜移植も、従来からよく知られている全層移植から表層移。植、深層移植、さらには最近注目を浴びている深層内皮移植と多様な方法が可能であり、術後の管理が容易な縫合なしの角膜移植も推し進めます(図1)。
角膜白斑に対する角膜移植例
図1 角膜白斑に対する角膜移植例
67歳女性 白内障+眼内レンズ+全層角膜移植のトリプル手術で術前(0.05)が術後(0.7)にまで視力上昇した。

診療実績(2018年度)

新入院患者数 796人
外来新患数 1,383人
入院患者数(年間在院ベース) 2,070人
外来患者数(年間延べ) 8,756人
手術件数(手術室内) 869人

臨床研究のテーマ

  • ドライアイ新たな治療開発
  • 抗VEGF抗体を用いた難治性網膜硝子体治療開発

今後の展望

医学は毎年進歩しているわけですから、積極的に学会にも参加、発表し、日本だけでなく世界中の医師と情報を交換することで、一歩でも進んだ医療の提供ができればと考えています。

病診連携

ご紹介いただいた患者様については、検査結果、経過など随時ご報告申し上げます。不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。手術などの治療が必要な患者様にはできるかぎり、早急に対処させていただきます。急性期、重症期を当科で受け持ち、安定したら連携医にご紹介させていただきます。

なお、近年話題となっております抗VEGF 薬硝子体注射が適応になる疾患は慢性疾患が多く、そのすべての患者様を当科のみで経過観察していくことは不可能です。注射後のフォローアップが可能な施設様は、その旨お伝えいただけましたら、注射は当院で行い、経過観察はご紹介施設様で行うというようにさせていただきますので、ご紹介時に経過観察可能である旨、書き添えていただけましたら幸いです。

眼科学術業績 (PDFファイル)

スタッフ

渡邉 仁(わたなべ ひとし)

部長:渡辺 仁

役職 部長
専門分野 白内障
角膜
結膜
資格等 日本眼科学会 評議員
大阪大学大学院臨床教授(医学系研究科・感覚器外科学;眼科学)
日本角膜学会 評議員
兵庫県眼科医会 理事
日本眼科学会 認定専門医・指導医
日本職業災害医学会 評議員
医学博士(大阪大学)
Council,Asia Dry Eye Society
Country Liaison Tear Film and Ocular Surface Society
Association of Research in Visual Science and Ophthalmology
American Academy of Ophthalmology

中田 亙(なかた こう)

副部長:中田 亙

役職 第二部長
専門分野 白内障
網膜硝子体疾患
資格等 日本眼科学会 認定専門医
日本網膜硝子体学会

梶田 鉄平(かじた てっぺい)

役職 副部長
専門分野 白内障
眼科一般
資格等 日本眼科学会 認定専門医

外山 裕志(とやま ひろし)

役職 医員
専門分野 白内障
眼科一般

 

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