上部消化器外科(食道・胃)

当院での食道がん・胃がん治療の基本的方針

食道がん・胃がんに対しては、多くの施設で共通して使用でき、現時点で最も妥当と考えられる標準的な治療法を推奨する治療ガイドライン(食道がん診断・治療ガイドライン、胃がん治療ガイドライン)が発刊されています。当院ではこれらのガイドラインにそった治療法を基本とし、その上で患者さんの状態や希望を加味した治療法を選択しています。

最近では身体の負担が少ない鏡視下手術がさまざまな手術で行われるようになってきました。当院には内視鏡外科学会で食道がん・胃がん手術において技術を認定された医師がおりますので、腹腔鏡手術を積極的に行うようにしています。また食道がん手術も同様に鏡視下手術を基本と考えています。

新しい有望な治療法(企業治験や臨床試験)の対象となる患者さんには十分説明し、その治療法への参加・不参加がご理解の上で決定できるように心がけています。

当院は、関西や日本における食道がん・胃がんを専門とする病院により構成される組織で行われている臨床試験などにも積極的に参加しており、より新しい治療の科学的根拠を発信できるように努めています。

食道がん、胃がんの診断で、当院で治療を受けられる患者さんには、「スマイルライフ」という冊子をお配りして、これをもとにそれぞれの病気の特徴や治療法選択の基準、さらに主な治療法について説明しています。下記のページにはそのスマイルライフや術後経過を示したクリニカルパス、そして最近特に当院で取り組んでいることがらについてもう少し詳しく記載しております。現在治療中の方、これから治療を受けられる方々の少しでも参考になれば幸いです。

食道がんについて

胃がんについて

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