特色・方針
集中治療科は常に進化し続けます!
ECMOでの呼吸管理が話題となったコロナ禍から、集中治療への注目度は飛躍的に上昇しています。そのような世相を反映させることもあり、2023年6月、関西労災病院でも「集中治療科」を立ち上げることとしました。
集中治療科と言っても特別なことをするわけではなく、我々としてはこれまで、周囲の医療機関と比較しても恥ずかしくない診療をしてきたつもりですので、診療内容を変えるわけではありません。ただ、これまで行ってきた集中治療に対する思いをより強いものとし、集中治療医としての誇りを持って診療に臨みたいとの思いから集中治療科を新設することにした次第です。
診療内容としては、蘇生後の集中治療管理、体温異常・代謝異常・電解質異常などの内因性救急疾患の全身管理、重症急性膵炎に対する外科的治療も併せた集学的治療、敗血症に対する血液浄化療法、さらにはARDSといった重症呼吸不全に対するECMOを用いた呼吸管理などで、これらを最新の機器を用いて全身管理を行います。
敗血症性ショックから急性腎障害を来した
患者に対する持続血液濾過透析療法
ECMO装着中の呼吸不全患者に対する
早期リハビリテーション
診療実績(令和5年度)
集中治療室入室患者数 | 701人 |
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集中治療室滞在日数(平均) | 3.2日 |
SOFA(平均) | 8.9 |
Apache 2 (平均) | 27.0 |
予測死亡率 (平均) | 49.5% |
ISS (平均) | 18.3 |
Ps (平均) | 0.74 |
スタッフ
髙松 純平(たかまつ じゅんぺい)
役職 | 集中治療科部長 第二重症治療部長・救急部長・救命救急科部長 |
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資格等 |
福原 彩(ふくはら あや)
役職 | 集中治療科副部長 重症治療部副部長・救急部副部長 |
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資格等 |